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【閑話休題】大学発ベンチャーなどの技術系ベンチャー経営課題の特徴

今日のNEDOカレッジ(お茶大の化学・生物総合管理の再教育講座と共催)
のお題は「ベンチャーの起業と成否をわけるもの(2)」.ベンチャー経
営の課題について,これまでにさまざまなベンチャーを見てきた講師の方
の経験に根ざした講義が展開されました.

巷の本では出てこないような(ブログにはアップできない)生々しい話も
あって,非常におもしろい内容でした.

とくに興味深いと感じたのが,大学発ベンチャーなどに代表される,技術
系ベンチャーの経営課題の特徴.

・成功までに時間がかかるケースが多い.
・営業軽視,営業下手でだめになるケースが多い.
・マーケティング・市場分析感覚が弱いケースが多い.
・商品化が苦手.最大の課題.
・生産技術,生産設備が成功の壁.
・ソフト,経営,資金に対する理解不足のケースも...

とある中で,注目すべきと思ったのは,
・資金が出るかが課題,長い説明に耐えられるか
というところ.

サイエンスカフェでも,いまだに100枚以上のパワーポイントをつくって
時間いっぱいしゃべらないと気がすまないという話題提供者の方っておら
ませんか? 大学の先生が社長を務める技術系ベンチャーでも,この手の
問題がみられるとのことです.どうしたら短時間で聞いてもらえるものを
つくれるかという視点がよわい,というわけです.

営業軽視,営業下手っていうのもわかるなあ.
マーケティング・市場分析感覚が弱いケースが多い,というのも.

buu*さんと同様,ダメなベンチャー経営者の筆頭に「営業の弱い,営業意
識の薄い経営者」を挙げておられました.講師の方が,「経営は本来,科
学的なもの」と言われてしめくくられたのが,意味深長でかつこころ打た
れました.

関連ブログエントリー:
ブログでバイオ 第60回「社長はやっぱり営業力」
(WEB2.0(っていうんですか?)ITベンチャーの社長のブログ)

サービス業に科学系は向いている(若だんなの新宿通信)
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