【イベントレポート】下村脩さんの講演会に行ってきた
昨年,ノーベル化学賞を受賞された下村脩さんの講演会が,東京有楽町の東京
国際フォーラムで行われ,私も有休をとって行って来ました.
※講演前に撮影
開演前には,パネラーのひとりである大隅さんに,国際フォーラムの会場前で
偶然ばったりお会いしました.今週末のサイエンスカフェについて二言三言.
下村さんは「GFPは,計画してみつけたものではない」し,あくまでも生物発光
の研究の副産物として発見されたものであることを強調されていました.また,
GFPを発見するもととなったオワンクラゲは,1990年代に入って個体数が激減し
もし研究が20年遅れていたら,GFPの発見はなかったであろう,とも.
「若い人には,もっと元気を出してほしい.興味があれば,それに積極的にチ
ャレンジしてください.努力すれば何とかなる.絶対に諦めないで頑張ろう」と
若い世代への激励のメッセージもありました.
下村さんの講演の後に行われた実験デモンストレーションは,デモしている場所
と座席との距離がありすぎて,もっぱらカメラ越しに見るような感じで,臨場感
はいまいち.しかも撮影は禁止ということで,会場に来られなかった方に様子を
お見せすることができないのがたいへん残念です.むしろ,休憩時間に公開され
ていた,オワンクラゲとウミホタルのほうが間近に見ることができ,写真に収め
ることもできてよかったですね.
実験デモンストレーションは,むしろホワイエでやってほしかったと思います.
パネルディスカッションは,司会がパネラーに気を遣いすぎて時間をとられ,た
くさん寄せられた会場からの質問のごくわずかしか紹介されませんでした.せっ
かく質問用紙を配布しても,有効に活用されないのはかなり残念に思いました.
ポスターや新聞記事に見入る人たち
関連ブログエントリー:
講演会(感じたまま)
ぽちの有楽町紀行~ノーベル化学賞受賞記念 下村脩 講演会編~(ぽちぶろぐ☆)
天の命ずるままに 生物発光と半世紀(なみへいのはてな)
下村さんの講演会とパネルディスカッション(大隅典子の仙台通信)
ノーベル化学賞受賞(PinkRainのブログ)
オワンクラゲ(或ケミスト)
関連ニュース記事:
ノーベル賞の下村さんが記念講演 「難しいほど喜び大きい」(中日新聞)
国際フォーラムで行われ,私も有休をとって行って来ました.
※講演前に撮影
開演前には,パネラーのひとりである大隅さんに,国際フォーラムの会場前で
偶然ばったりお会いしました.今週末のサイエンスカフェについて二言三言.
下村さんは「GFPは,計画してみつけたものではない」し,あくまでも生物発光
の研究の副産物として発見されたものであることを強調されていました.また,
GFPを発見するもととなったオワンクラゲは,1990年代に入って個体数が激減し
もし研究が20年遅れていたら,GFPの発見はなかったであろう,とも.
「若い人には,もっと元気を出してほしい.興味があれば,それに積極的にチ
ャレンジしてください.努力すれば何とかなる.絶対に諦めないで頑張ろう」と
若い世代への激励のメッセージもありました.
下村さんの講演の後に行われた実験デモンストレーションは,デモしている場所
と座席との距離がありすぎて,もっぱらカメラ越しに見るような感じで,臨場感
はいまいち.しかも撮影は禁止ということで,会場に来られなかった方に様子を
お見せすることができないのがたいへん残念です.むしろ,休憩時間に公開され
ていた,オワンクラゲとウミホタルのほうが間近に見ることができ,写真に収め
ることもできてよかったですね.
実験デモンストレーションは,むしろホワイエでやってほしかったと思います.
パネルディスカッションは,司会がパネラーに気を遣いすぎて時間をとられ,た
くさん寄せられた会場からの質問のごくわずかしか紹介されませんでした.せっ
かく質問用紙を配布しても,有効に活用されないのはかなり残念に思いました.
ポスターや新聞記事に見入る人たち
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講演会(感じたまま)
ぽちの有楽町紀行~ノーベル化学賞受賞記念 下村脩 講演会編~(ぽちぶろぐ☆)
天の命ずるままに 生物発光と半世紀(なみへいのはてな)
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ノーベル化学賞受賞(PinkRainのブログ)
オワンクラゲ(或ケミスト)
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ノーベル賞の下村さんが記念講演 「難しいほど喜び大きい」(中日新聞)
2009-03-24 19:06
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コメント(2)
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レポート、どうもありがとうございます!
大変興味深く思っていました。
下村先生のニュースはいつも励まされます。
by suikyo (2009-03-24 21:25)
下村さんの話の中で「頑張ろう」という言葉が何度となく出てきます.
彼自身,「実験は下手で荒っぽい」と自己評価していて,「絶えず反省して繰り返す.そして諦めない」と仰っていました.
単なる精神論ではなく,Plan-Do-Check-Actionのサイクルをきちんと回した上で「頑張ろう」と仰っていることがわかりました.パネルディスカッションの司会をしていた新聞社の科学部の方が,今一歩彼の意図を理解していないところがあった(一部参加者からブーイングあり)ことからも,マスコミなどのフィルターを介さずなるべく直接話を伺う(できれば対話する)ことが重要だと痛感しました.
by K_Tachibana (2009-03-24 21:36)